安比高原の奥の野湯  草の湯
(岩手県 安比高原)

2000.6


草の湯に行ってみたいと思ったのは、安比温泉に行くことになった時である。安比温泉と同じく野湯で、しかも感覚的にはもっと山奥にひっそりとあると思っていた。
安比温泉に行く一週間前、残雪の八幡平頂上付近で「草の湯へ6キロ」という登山道の看板を見て、「そんなに遠いのか!」ととても実現しそうになかったのだが、安比温泉に一緒にいった友達が「絶対行きたい」と言ってくれたのでその足で草の湯へ向かった。
安比温泉から安比高原方面へ少し戻り、別な道を車で舗装道路と林道を35〜45分走る。安比温泉への林道はかなりごつごつで運転に気をつかわなければならなかったのだが、こちらは林道といってもかなり整備されているので運転は楽だ。右手に広い牧草地のような広場が現れたらそこに車を駐車して、「草の湯登山道」の看板の通り歩き出す。
途中湿原などもあり、それほどアップダウンもなく快適なハイキング、20分〜30分で沢に降りていくとそこが「草の湯」だ。

浴槽になっているのは2カ所だが、ひとつはぬるすぎてしかも イトミミズが生息していたのでパス。しかし、ここも「ぬかか」など蚊の大群におそわれながらの入湯となった。(涙)


だれがおいたのか、湯の上のほうの岩にある「草の湯」の看板。
草の湯は、登山道の途中の沢そのものといってもいいところなので登山のシーズンは登山者が頻繁に通るかもしれない。

適温だった浴槽。浴槽の周りの穴から温泉が沸きだしている。少し白濁した硫黄の香りの強い温泉!濁っているので女性も湯に入ってしまえば安心・・・・な訳ないか!(笑)
大きさは3人から4人でいっぱい。

こちらが、今回ぬるくてイトミミズの入浴していた浴槽。
それにしても、蚊が多かった!手で、払いながら入っていたが数カ所刺されて、このあと1週間は悲惨なかゆみで大変だった!
野湯の宿命といってしまえばそれまでだが・・・

機材:Sony DCR-PC3(DV),メモリスティック

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